ドローン調査や堤防修復 西日本豪雨
こんばんは。
今回の西日本豪雨では西日本を中心とし、とてつもない大規模災害となっています。
私が以前まで働いていました岡山県においても多大な被害が発生しています。
被災された皆様にお見舞い申し上げます。
さて、西日本豪雨の被災地の復旧に向けた政府の取り組みが本格化して来ています。
救援活動や被災者の生活支援と並行し、堤防や道路、公共施設などインフラ面の再建に向けた対応を急いでいます。
ただ被害が広域かつ同時多発的に発生しただけに、鉄道や道路など復旧は遅れているのが実情です。
地区の約3割が浸水し多数の死者が出た岡山県倉敷市真備町地区。
国土交通省は決壊した小田川の堤防を修復する工法の検討に入ったそうです。
中国地方整備局に大学教授など有識者でつくる調査委員会を設置しています。
国交省は広島、愛媛、福岡などの各県にも災害査定官を派遣し、河川や道路の応急措置や工法の指導・助言などに取り組むそうです。
人が簡単に近づけない区域を含めた現状把握も急いでいます。
同省は愛媛と高知の被災状況を把握するため、九州地方整備局からドローン飛行部隊を派遣しました。
ヘリコプターより被災現場に近づきやすいドローンを使い、崩落した山や氾濫した川の状況などを調べて復旧計画に役立てるそうです。
さらに被災地への物流の確保のため、大型の建設機械やコンテナ車など「特殊車両」の通行許可をできる限り早く出すようにし、目的地または出発地が岡山、広島、愛媛、福岡の場合に申請を最優先で処理することを実現しています。
ただ交通インフラの復旧は思うように進んでいないのも現状です。
広島港では10日午前、7台のタンクローリーを乗せた自衛隊の輸送艦「しもきた」が広島県呉市に向かいました。
同市のガソリンスタンドにガソリンを届けるためです。
同市では市内を通る鉄道が運休し、広島市に通じる国道31号や広島呉道路も土砂崩れなどで不通になり、県道は通行できたが交通渋滞が起き、約22万人が一時孤立状態となったそうです。
呉市内では稼働中の30のスタンドのうち20超で在庫が残りわずかになり、海上輸送で燃料不足を防いでいます。
市によると別の自動車道が開通し、孤立状態は10日午前に解消されたが、断水中の約9万世帯への給水が滞りがちになり、給水車の到着を待つ住民の列ができたといいます。
国交省のまとめによると、10日正午現在、鉄道は貨物を含む11事業者の計29路線が一部または全線で運休し、高速道路も8路線8区間で通行止めが続いています。
JR西日本によると、一部区間で運休する山陽線は線路への土砂流入などが複数箇所で起きたが、周辺の道路も被災したため作業員が近づけず、ヘリコプターで被災状況を確認しています。
JR西の広報担当者は「復旧までかなりの期間が予想される」としています。
今日も嬉しい連絡が、ブイキューブ社の担当者より携帯に電話があり、ボランティアでドローンを飛ばしましょうか?とのこと。
岡山県から私は異動していますが、後任者へ連絡し繋がせていただきました。
いつまでも繫がれる輪、嬉しいですね。